地味にショックでかい

自覚できるほど熱狂的なファンではなかったはずなのに、ビリーさんの死はショックだった。でっかいボディブローを食らったように今じわじわと効いてきている。巌窟王最終回の感想や電波男についての文章も書きかけて放り出したまま手がつけられん。いや、どっちもちゃんと仕上げるつもりだけど。
とても記憶が曖昧だがあの3人でのライブを最後に聞いたのは昨年の「LOVE ROCK」ツアーの最終日だったと思う。想うにフトコロのでかいバンドであった。そして爽快な爆音を放つバンドであった。ギターウルフというバンドが終わると決まった訳ではないけれど、あの3人のライブはもう永遠に聞くことは出来ないのかと思うと頭が重くなる。本家サイトで書いたこととかぶるけれど私はあのバンドが半永久的に続くものだとなんの根拠もなく思いこんでいた。日常の忙しさにカマかけてロックンロールを忘れてしまう事があっても、ふと思い出したときに彼らのライブを聴きに行けば、またあの爽快な爆音が私を迎えてくれると彼らはそういう存在なのだと勝手に思い込んでいたのだ。とても当たり前で使い古された言葉だけれど永遠なんてものはないのだな、終わりというのは残酷なまでに平等にそして無差別にやってくるものなのだ。今はただ祈ろうと思う。何に向かって何を祈ればいいのかまったくわからないけれど。そういう気分だ。